英語マスターになって、ダースベイダーと戦う日々

ビジネス

英語の習得もやはり「習うよりも慣れろ」

半年もすると、日々英語をなんとか使い、eメールの英語に悪戦苦闘しながらも恐怖を克服して海外のお客さんにしどろもどろの英語で電話をする毎日を送れるまでになっていました。海外から来日した外人のお客さんと英語で会話しつつも、日本人のプロの通訳も同行し、日本の事業会社との面談を通訳付きでこなしました。

 

英語もやはり「習うよりも慣れろ」のことわざ通りで、だんだんと日々のビジネス英語を使えるようになってきたんです。

 

そして数年後、私は別の外資系の同業他社に転職しました。今度の英語での入社面接はけっこううまく行きました。それでも100%理解できる、というわけではなかったのですが。

 

しかし、入社してみて私はまたもや恐ろしい現実に直面したのです。

 

それは、そのオフィスでは、日本人のアシスタントと外人のボスが一緒にいるときは、雑談でも英語で(日本人同士でも)会話するのが当たり前、という文化です。そして、外人のお客さんの来日時に前の会社で付けてくれた通訳なんてありませんでした。

 

「え?それってあなたが通訳するのよ、当然でしょ?」とバイリンガルの総務のお姉さんに冷たく言われ愕然としました。パパが某国の大使で、幼少から海外で教育を受け、オックスフォードを卒業したお姉さんにそう言われても困ります。何しろこちらはバリバリの純ドメ日本人なんですから。

 

求められる英語力が前の外資系よりさらに一段上だったのです。かのオックスフォード嬢も「ここは大英帝国の植民地なのよ」と宣います。

 

いや、まいったな。もっとヤバい会社に入っちゃったよ。

学校を卒業して最初に入社した会社は純粋な日本の会社で、英語はそれほど必要ありませんでした。それでも英語の文献や資料、輸出用の英語の製品パンフレットは読みましたが。そして転職して完全に英語で仕事をする人生を奇しくも選ぶことになりました。日本の会社よりも仕事のスケールが断然大きく、また給料もかなり良かったからです。

 

はい、50%も給料上がりました。 (^^)

 

英語を磨くために様々な学習教材を使い、会社から英会話教師を付けてもらい、そして欧米に出張し、会議を英語でこなせるようにだんだんとなってきました。

 

初めて入った外資系の会社で最初の半年は死ぬかと思うほど英語が出来なさすぎて苦労しましたが、クビにもならず、日々の業務にも、英語にも慣れていきました。

 

社員のパフォーマンスに厳しい外資系のこと、たまに途中入社の日本人がクビになるのを横目で見ました。でもクビになった人たちは英語ができないのではなく、仕事そのものの評価が低かったようです。

 

結局、会社を変わるたびに、あるいは業務を変わるたびに必要な英語力が上昇してきました。これは逆に言えば英語力が向上してきたので、もっと上級の職務に就くことができるようになったとも言えます。

 

やがて私のライフワークは、「海外経験ゼロの純ドメ日本人でありながらもいかに英語を磨くか、英語マスターになってダースベーダーと戦うか」になりました。

 

人事面接にも随分駆り出されましたが、TOEIC満点でも英語がしどろもどろで全然サマになっていない日本人の候補者もいました。TOEIC900点レベルではもはや英語なんて使い物になりません。

 

700点の外部の「英語ができる」という触れ込みで派遣されてきた日本人ITエンジニアさんと、社内のインド人、イギリス人、そして私の4人で会社のIT関連のミーティングをしましたが、その彼はミーティング中、ずっと押し黙ったまま、まったく会話に入ることも一言しゃべることもできませんでした。

 

一方で、バングラデシュ人の候補者で、大学も大学院も現地で英語で教育を受けていて、コンピューターサイエンスの修士号を英語で取った候補者のTOEICスコアが600点だったのは衝撃でした。彼曰く、「いや全然試験対策しなくて、どんな問題が出るかも知らずに受けたらこんな点数だったよ」と笑っていました。

 

結局TOEICや英検などの英語の検定試験の高得点者は、英語の達人ではなく、英語試験テクニックの達人である、ということのようです。だから試験対策をしないと英語の達人でも点数が出ないのかもしれません。

 

また、コミュニケーションの英語では、かならずしも文法的に正しくなくても通じますが、試験では間違えればゼロ点になってしまいます。

 

実践英語の究極上達法とは?>